山岳ファンのメッカである立山連峰、近年は純粋な観光地としても大いに注目を浴びています。
これには立山黒部アルペンルートの存在が大きく貢献しています。
大正時代に始まった立山での電源開発は昭和30年代にはピークを迎え、資材輸送を目的とした山岳道路づくりもこの頃から活発に進みます。雄山直下を貫く立山トンネルがその困難を乗り越え昭和44年に貫通、46年には高原バス・トンネルバス・ロープウェイ・ケーブルカーあわせて89kmに及ぶルートが完成、立山黒部アルペンルートと名付けられました。
このアルペンルートの西側の入口が富山地方鉄道立山駅です。北陸自動車道や富山駅から立山駅まで約40km、この間に見ることができる景色が上の写真です。富山市内からすでに観光が始まっているといえるでしょう。
アルペンルート内は自家用車乗り入れ禁止のため、マイカーの方は立山駅にある広大な駐車場(無料)に停め、立山駅からまずはケーブルカーに乗車します。500mの標高差を7分でのぼり、美女平駅に到着、この間は密集した樹林帯です。美女平駅では高原バスに乗り換えです。室堂ターミナル直通と天狗平経由があります。当然「天狗平経由」に乗車しましょう。
美女平から天狗平までの高低差は1,300m、所要時間は約45分です。この45分間は見どころ満載。まず美女平付近、ここは美しい森と野鳥の宝庫。少し進むとブナ平。ここでは樹齢200〜300年のブナや1000年使いといわれる立山杉の巨木に驚かされ、さらにお天気に恵まれれば落差日本一の「称名滝」をご覧いただくことができます。
さらに進んで標高1930mに位置するのが「弥陀ヶ原」。ここは広さ8平方キロの大高原。可憐な花が一面に咲き、ガキ田が点在する光景はすでに別世界。9月には紅葉が美しい場所です。気が付くと樹木の背丈は低く、高山植物に囲まれた広い視界のなかをバスは登ります。まもなく天狗平バス停到着。バス停の目の前にあるのが皆様の目的地『天狗平山荘』です。

お気づきのように、立山駅から天狗平山荘までは徒歩区間がありません。つまり『登山』目的以外のお客様も、高齢のお客様も安心してお迎えできる場所にあるのが『天狗平山荘』です。山のことがわからなくとも大丈夫。常駐する親切なガイドと話していただくことで山への親しみが自然と湧いてくることでしょう。
天狗平山荘やそのすぐ先の室堂ターミナル(みえてます)付近にもたくさんの見どころがあります。
ひとつは期間限定「雪の大谷」。テレビでもご覧いただける景色ですが直接見ると感動10倍。5月中旬でも壁の高さは10mを超えます。5月中旬がみごろです。
静寂な『天狗平山荘』とは対照的に観光客でにぎわう室堂ターミナルの先にあるのが「みくりが池」。北アルプスで最も美しいといわれる神秘的な火山湖です。
そのすぐ先は「地獄谷」。噴気孔から噴出する水蒸気やガスをみることができ、自然のエネルギーを感じる場所です。
天狗平山荘付近の高山植物地帯には雷鳥やオコジョも頻繁に姿を見せてくれます。春には美女平までの大自然ゲレンデでのスキー、秋には一面の紅葉・・・「来るたびに違う」天狗平山荘です。
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